S45C t7.0プレスブランキング加工/ラチェット部品(月産1万個)

S45C 板厚7mm プレスブランキング加工|ラチェット部品(月産1万個)

 

導入

弊社は大阪府堺市にて、厚板プレス加工・厚板レーザー加工を専門に行っております。

最大500tプレス機をはじめとする豊富な設備を活用し、

板厚12mmまでの厚板プレス加工・板厚25mmのレーザー加工に対応しています。

今回ご紹介するのは、ドアー機構部品に使用されるラチェット部品のブランキング加工事例です。

材質は S45C、板厚7.0mm

本製品は冷間鍛造メーカー様へ供給する鍛造用ブランク材として加工を行っています。

生産数量は 1ロット約10,000個と超量産ではありませんが、

シャープエッジが求められる高精度ブランキングが必要な部品となります。

 

技術解説:S45C厚板ラチェット部品の高精度ブランキング

シャープエッジが求められる厚板打ち抜き加工

本製品は、冷間鍛造工程の前工程となるため、

打ち抜き形状のエッジ品質が非常に重要になります。

特に今回の条件は

  • 材質:S45C(中炭素鋼)

  • 板厚:7.0mm

  • 複雑形状のラチェット部品

という条件のため、

一般的な打ち抜き加工ではエッジだれや形状変形が発生しやすい加工となります。

 

ブランキング+切り欠きの2工程加工

本案件では、

  1. ブランキング加工(外形抜き)

  2. 切り欠き加工

2工程構成で金型設計を行い、

ラチェット形状に必要なシャープエッジを維持した加工を実現しました。

工程分割により、

  • 切刃への負荷分散

  • エッジ品質の向上

  • 金型寿命の安定化

を実現しています。

 

冷間鍛造工程の精度を支えるブランク品質

弊社の工程はプレス切り欠き工程までですが、

その後の冷間鍛造工程でも非常に精度の高い加工が可能となっています。

これは、

  • ブランキング精度

  • エッジ品質

  • 材料状態

が安定していることが理由です。

鍛造工程の品質を左右するブランク精度の安定供給が、今回の重要なポイントとなっています。

 

加工事例概要

製品名

ラチェット部品(ドアー機構部品)

用途

冷間鍛造用ブランク材

材質

S45C

板厚

t7.0mm

加工数量

1ロット 約10,000個

加工工程

  1. ブランキング加工

  2. 切り欠き加工

特徴

  • シャープエッジが求められる厚板打ち抜き加工

  • 冷間鍛造用ブランク材の高精度供給

  • S45C厚板の安定したプレス加工

 

対応可能品目(厚板ブランキング加工)

弊社では以下のような製品にも対応しています。

  • 冷間鍛造用ブランク材

  • 厚板ラチェット・機構部品

  • 高精度厚板ワッシャー

  • 自動車向けプレスブランキング加工

  • 板厚6〜12mmの厚板プレス加工

材料特性や後工程を考慮したブランキング設計により、安定した量産供給を行っています。

 

まとめ

本事例では、S45C 板厚7.0mmのラチェット部品に対して、

ブランキング加工+切り欠き加工の2工程により、

シャープエッジを維持した厚板打ち抜き加工を実現しました。

冷間鍛造工程へ供給するブランク材として、

後工程の加工精度にも貢献する安定したプレス加工品質を提供しています。

厚板ブランキング加工や鍛造用ブランク材の量産についても、ぜひ弊社へご相談ください。

 

 

S45Cのt7.0の厚板をプレスで打ち抜き加工しました。

当社はラチェットギアのブランクとして提供しており、

冷間鍛造加工にてギア部分を成形加工します。

鍛造時の成形性を考慮して、可能な限りクリアランスを小さく

厚板プレス抜き加工をしました。

 

関連する加工技術について

本製品は、厚板プレス加工における金型設計および加工条件の最適化により、

安定した量産を実現しています。

厚板プレス加工の基本技術や、今回の事例に関連する技術解説については、

以下のページもあわせてご覧ください。

 

寸法 70×15×7.0
材質 S45C
加工方法  コイル3列抜き
数量 100,000ケ/1lot

 

ラッチェッチギアとは

「ラッチェットギア」は、一般的にはラッチェットメカニズムを使用した歯車やギアのことを指します。

ラッチェットメカニズムは、片方向にのみ回転が可能な構造を持つ歯車で、

特定の方向でのみ歯車が回転し、逆方向では固定されるという特徴があります。

ラッチェットギアは、主に工具や機械のメカニズムで使用されます。

例えば、ラッチェットハンドルは、特定の方向でのみ回転するため、

ボルトやナットを取り付ける際に便利です。

ユーザーはラッチェットハンドルを持ち上げて再び下げることなく、

簡単に連続して回転させることができます。

このようなメカニズムは、逆転機構を持つ工具や機械で一般的に見られ、

効率的で操作が容易なため、さまざまな応用で利用されています。

ラチェットギアが、プレス抜き加工で製造されることは少ないですが、

弊社では、冷間鍛造メーカー様からのご要望で、鍛造用ブランクとして

厚板のプレス抜き加工品を提供しております。