④パンチ・ダイ入れ替え方式で金型費用が安価

入れ替えパンチ・ダイとは?

プレス金型は通常ダイセットと呼ばれるプレス金型全体を製作する事になりますので、金型部品の点数や加工工程も多くなるので、材料費を含めて厚板プレス打ち抜き加工用の金型を製作する場合は、非常に高価になることがあります。ダイセットは製品のサイズに比例して大きくなるので、当社の様に大きなサイズの厚板プレス打ち抜き加工だとダイセットもとても大きくなります。 

 

 

当社はパンチ・ダイのみで製作するので安価格

当社では、最大で板厚12mmの特殊鋼の厚板プレス打ち抜き加工で生産しますので、加工圧力に負けないように、とても頑丈なダイセットを厚板プレス打ち抜き機械に取り付けたままで、上のダイセットに取り付けるパンチと下の金型に取り付けるダイのみを製作する事になるので、費用も安価になりますし、製作期間も短くなります。 

 

パンチ・ダイのみを交換するだけなので、外径が100mmを超すような大きなサイズの厚板プレス打ち抜き加工品を製造するときも短時間で金型交換ができます。 

厚板プレス打ち抜き加工は、非常に大きな加工圧力が打ち抜き金型や厚板プレス打ち抜き機械にかかるので、生産中の金型損傷のトラブルが多いですが、パンチ・ダイを入替え方式で製作しているので、金型のストックも管理がしやすく、生産中のトラブルがあった時も短時間で厚板プレス打ち抜き金型の交換ができます。 

また、立ち上げ当初の製品で企画数量がまだまだ少ない場合や、生産実績のない材料や他工法から厚板プレス打ち抜き加工へ工法転換などを検討する場合など、高価な金型などの初期費用をできる限り抑えたい場合などは、まずは安価な材料で金型を製造し、規格数の増加や生産条件が安定してから、高価な金型材料に変更し、生産条件を安定させてから本格的な量産加工を開始することもできます。 

コンパウンド金型でのパンチ・ダイ入れ替え方式

当社ではコンパウンド(総抜き)金型にて厚板プレス打ち抜き加工に対応しております。 
コンパウンド金型は製品のノックアウト機構により金型内で板押え効果もありますので、送り抜き金型に比べ、平坦度が高いので、修正の平面押し加工を省略でき、バリやプレスだれが同一方向になるメリットもあります。 

 

 

入れ替えパンチ
入れ替えパンチ