③ジグザグフィーダでコストダウン
弊社ではメイン設備の厚板プレス打ち抜き加工ラインの3ラインに、ジグザグレベラーフィーダで自動加工をしておりますので、材料費が最大で7%のコストダウンを実現できます。
1列送りフィーダとジグザグフィーダの比較
・生産条件は、外径Φ40mmを厚板プレス打ち抜き加工。板厚5mm、送りピッチ5mm、抜きサン5mm
1列送りフィーダで1列抜き 15枚を生産 |
ジグザグフィーダで3列抜き 15枚を生産 |
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1列送りフィーダ1列抜きで外径Φ40を15枚、厚板プレス打ち抜き加工すると巾50mm
長さ675mmの材料が必要になる。
ジグザグフィーダ3列抜きで外径Φ40を15枚、厚板プレス打ち抜き加工すると巾130mm×長さ240mmの材料が必要になる。
計算上では、最大7%程度の歩留りの向上が期待できます。
また、上の図のように、厚板プレス打ち抜き加工で量産加工をすると、1列抜きと多列抜きでは、同じ長さの材料から生産数量が多列抜きの方が多くなるので、材料交換の手間も少なくなり、生産効率が上昇するのでコスト面で有利に働きます。
・1列送りフィーダだと、50巾の材料を何回も厚板プレス打ち抜き機械に入れ替えが必要。
・ジグザグフィーダだと、130巾の材料を1回だけ厚板プレス打ち抜き機械の入れるだけ。
材料巾を細くでき、材料ロスも少なくできる
通常の順送りレベラーフィーダで1列送りにすると、形状により歩留まりに限界がありますが、
当社ではジグザグフィーダで多列抜きにすることで最大7%の歩留まりの向上が見込まれます。
また、当社のジグザグレベラーフィーダでは最大で250巾、7列抜きで加工できることで、1列で抜き加工をするよりも加工時間が長くなり、材料の交換にかかる時間を省略することができ、わずかですが歩留りも向上することになります。
細巾の材料を使用するとコイルが倒れやすくなりますが、当社のように多列で抜き加工をすると太巾の材料を使用することができ、作業の安全性も担保しやすくなります。
・ジグザグフィーダで厚板プレス打ち抜き加工をすると、最大で250巾、7列抜きまで加工できるので材料交換の手間が少なくすみます。