削れない部品の作り方/厚板×熱処理で寿命向上

弊社は大阪府堺市にて、厚板プレス打ち抜き加工・厚板レーザー加工を専門に行っております。
最大500tプレス機をはじめとする豊富な設備を活用し、
板厚12mmまでの厚板プレス打ち抜き加工・板厚25mmのレーザー加工に対応しています。
こんなお困りごとはありませんか?
「すぐ削れる」「短期間でガタつく」「交換頻度が多い」
機械や設備に使用される部品では、“削れにくさ” が寿命やメンテナンス性に大きく影響します。
特に、金属同士が接触する部品や、繰り返し荷重がかかるプレート部品では、
わずかな摩耗が精度低下や故障の原因になることもあります。
解決するには?
本ページでは、専門知識がなくてもわかるように、
「なぜ部品が削れるのか?」「どうすれば長持ちするのか?」をやさしく解説します。
また後半では、実際の加工現場で使われる「熱処理」「硬度」「耐摩耗性」などの専門用語も解説しています。
「なんとなく困っている」段階から、「具体的な改善方法を探したい」方まで、ぜひ最後までご覧ください。
このようなお困りごとはありませんか?
- 部品がすぐ削れて交換回数が多い
- 機械のガタつきが早く発生する
- 摺れる部分だけ先に摩耗する
- 定期交換のコストを下げたい
- 長寿命化したいが方法がわからない
- 削れにくい材料選定に悩んでいる
- 切削加工ではコストが高い
- 厚みのある部品を強くしたい
なぜ部品は削れてしまうのか?
金属部品は、一見すると非常に硬く丈夫に見えます。
しかし実際には、繰り返し接触や摩擦が発生すると、少しずつ表面が削れていきます。
特に以下のような環境では、部品寿命が短くなりやすくなります。

金属同士がこすれ続ける
プレート同士や可動部品では、毎日の動作によって少しずつ表面が摩耗します。
重い荷重がかかる
強い力が一点に集中すると、表面だけでなく内部にも負担が蓄積されます。
薄い部品がたわむ
部品が曲がったり変形すると、一部だけに負荷が集中し、局所的な摩耗が進みやすくなります。
削れにくい部品を作るには?
部品寿命を伸ばすためには、「材料」「厚み」「加工方法」の組み合わせが重要です。
単純に硬い材料を使うだけではなく、部品の形状や使い方に合わせた設計が必要になります。
厚みを持たせて負荷を分散する
厚板を使用することで、力が分散され、変形や局部摩耗を抑えやすくなります。
削れやすい部分を強化する
摩耗しやすい部分だけを強くすることで、部品全体の寿命向上につながります。
熱を加えて強度を高める
加工後に特殊な熱処理を行うことで、表面の強さを向上させる方法があります。

厚板プレス打ち抜き加工が寿命向上に向いている理由
厚板プレス打ち抜き加工は、量産性だけでなく、部品強度や安定性の面でもメリットがあります。
厚みのある材料を安定加工できる
厚板は変形しにくく、剛性確保に有利です。
同じ品質で量産しやすい
金型を使用することで、品質のバラつきを抑えながら安定供給が可能になります。
後工程との組み合わせがしやすい
熱処理や表面処理と組み合わせることで、さらに高寿命化が可能になります。
長寿命化に使われる代表的な方法
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 厚板化 | 曲がり・変形を抑える |
| 熱処理 | 表面を強くする |
| 材料変更 | 摩耗しにくい材質へ変更 |
| 形状最適化 | 力の集中を防ぐ |
| プレス加工 | 安定品質で量産可能 |
このような部品で採用されています
- 摺動プレート
- ガイド部品
- スペーサー
- ワッシャー
- 建機用摩耗部品
- 産業機械用プレート
- 搬送設備部品
専門用語で見る「削れにくさ」の考え方
ここからは、実際の加工現場でも使われる専門用語を交えながら解説します。
耐摩耗性(たいまもうせい)
部品が “削れにくい性能” のことです。
摩擦や接触による消耗をどれだけ抑えられるかを表します。
硬度(こうど)
材料の硬さを示す数値です。
一般的に硬度が高いほど、表面が傷付きにくくなります。
熱処理(ねつしょり)
金属を加熱・冷却して性質を変える加工方法です。
強度向上や耐摩耗性向上に使用されます。
焼入れ(やきいれ)
代表的な熱処理方法の一つで、材料を硬くする目的で行われます。
関連する加工事例
まとめ
削れにくい部品づくりでは、「硬い材料を使う」だけではなく、厚み・加工方法・熱処理の組み合わせが重要になります。
特に厚板プレス加工は、部品剛性の確保と量産性を両立しやすく、長寿命化にも有効です。
「すぐ削れる」「寿命が短い」といった課題がある場合は、材料や加工方法の見直しで改善できる可能性があります。
お問い合わせ
部品寿命の改善や、摩耗対策に関するご相談も承っております。
図面段階から、使用環境に合わせた加工方法をご提案いたします。