自動車用板ナット　ＳＳ４００　板厚ｔ４．５（厚板プレス量産加工）

自動車用板ナット　ＳＳ４００　板厚ｔ４．５　（厚板プレス量産加工）

弊社は大阪府堺市にて、特殊鋼を中心とした厚板プレス打ち抜き加工・厚板レーザー加工を専門に行っています。

今回は、自動車部品メーカー様向けに製作した「自動車用板ナット」の量産加工事例をご紹介します。

材質は一般構造用鋼材の**SS400（板厚4.5mm）**で、

月産30,000枚の高い生産能力で安定供給を行っています。

幅5mmという極めて細幅な形状ですが、コンパウンド金型を活用し、

高精度かつ平面度の高いプレス加工を実現しています。

幅5mmの板ナットは、通常の順送金型ではソリ

や寸法ばらつきが発生しやすい難加工形状です。

当社では、コンパウンド金型（総抜き金型）を独自設計し、

製品外径は板ナットの寸法精度を確保するためのクリアランスを、

内径は後工程のネジ切りを考慮したクリアランス設定に調整。

これにより、ネジ切り工程においてもソリの発生を抑え、平面度の高い仕上がりを実現しています。

金型精度の微調整と材料送り制御の最適化により、量産時でも安定した寸法精度を維持。

さらに、プレス後のネジ切り加工や三価クロメート処理まで協力体制内で一貫対応することで、

品質と納期を両立しています。

また、同形状では**SAPH440（ハイテン材）**での量産実績もあり、

強度要求の高い自動車部品にも対応可能です。

自動車部品のような量産プレス品では、安定した精度と大量生産対応が求められます。

当社では、コンパウンド金型による高効率プレス加工と、ネジ切り・表面処理までの一貫対応により、

月産30,000枚の安定量産を実現。

SS400はもちろん、SAPH440などのハイテン材でも豊富な実績を有しています。

板ナットや小型精密プレス品の量産加工でお困りの際は、ぜひ当社までご相談ください。

一般的なナットとは違い、溝や隙間などの固定してボルトで締め付けるの両手で抑えすに締付できるのが、

特徴のナットです。弊社では主に、自動車向けに板ナットの量産加工をしております。

締付トルクを効かせるために、平坦度が非常に重要ですが、

製品の内径と外径の差がなく、有効な巾が少ないため、

加工方法や金型をよく検討しなければソリが大きく発生します。

弊社では、コンパウンド金型の１工程にて量産対応しております。