自動車用六角ナット 寸法精度保証(SPHC t6.0)

■ 導入
弊社は大阪府堺市にて、厚板プレス加工・厚板レーザー加工を専門に行っております。
最大500tプレス機をはじめとする豊富な設備を活用し、
板厚12mmまでの厚板プレス加工・板厚25mmのレーザー加工に対応しています。
今回は、自動車部品向けの六角ナットにおいて、
板厚精度±0.1mmを保証した量産事例をご紹介します。
材質は SPHC 板厚6.0mm、生産数量は 月産100,000枚。
一般的な圧造品では難しい板厚精度の要求に対し、
プレス加工と冷間鍛造を組み合わせた工程設計で対応しました。
技術解説:板厚精度±0.1mmを実現する加工プロセス
● 圧造では難しかった板厚精度への対応
エンドユーザー様からの要求は、
「板厚6.0mmに対して±0.1mm以内の精度保証」 という高いものでした。
通常の圧造加工では、
材料バラつきや成形時の伸びの影響で、板厚方向の精度管理が難しいという課題があります。
● プレス加工で“板厚基準”を作る工程設計
そこで本案件では、まず弊社にて
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SPHC材の板厚を厳密に管理
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厚板プレス加工で六角ブランク形状を安定生産
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板厚基準を製品段階で確保
という前工程を構築しました。
プレス段階で板厚を管理することで、後工程での精度ばらつきを抑制しています。
● 協力会社との連携による冷間鍛造仕上げ
その後、協力会社様の冷間鍛造加工にて最終成形を実施。
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六角形状の成形
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機能部の加工
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最終板厚を±0.1mm以内に仕上げ
プレス+冷間鍛造の役割分担により、
量産性と高い寸法精度を両立しています。
● 月産10万枚でも安定した品質管理体制
自動車部品であるため、
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ロットごとの板厚測定
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工程内検査
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協力会社との品質データ共有
を徹底し、月産100,000枚の安定供給を実現しています。
加工事例概要:自動車用六角ナット
対応可能品目(厚板プレス × 鍛造複合加工)
弊社では、以下のような製品にも対応しています。
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自動車向け厚板プレス部品
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高精度ワッシャー・スペーサー
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板厚精度が求められる締結部品
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プレス加工+鍛造の複合工程品
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月産数万〜十万個クラスの量産部品
材料管理からプレス加工まで、精度の“基準づくり”を担う工程に強みがあります。
まとめ
本事例では、SPHC 板厚6.0mmの六角ナットに対して、
プレス加工と冷間鍛造を組み合わせることで 板厚±0.1mmの寸法精度保証 を実現しました。
圧造だけでは難しい精度要求にも、
前工程の厚板プレス加工による精度コントロールで対応可能です。
自動車向けの高精度厚板部品や量産締結部品のご相談は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
「自動車部品向けプレス加工事例一覧」
自動車のステアリング周りに使用される、六角形の板ナットです。
冷間鍛造用のブランクとして弊社がプレス抜き加工で提供しておりますが、
鍛造加工後の寸法精度の要求が高く、
当社での入荷材料の板厚を±0.1以下にて管理しております。
外径と内径の差が非常に薄く、S45Cなので材料も非常に硬いので、
コンパウンド金型でプレス抜き加工で量産対応は非常に難しいですが、
月産40万個の量産でプレス抜き加工の実績があります。
| 寸法 |
27×19×4.5 |
| 材質 |
S45C |
| 加工方法 |
コイル7列抜き |
| 数量 |
400,000ケ/1lot |
六角ナットとは
六角ナット(ろっかくなっと)は、六角形の形状をしたナット
(螺子やボルトなどの取り付けに用いられる六角形の穴が開いた金属またはプラスチックの部品)のことを指します。
六角形の形状は、ボルトやスクリューを取り囲む六角形の領域に対応しています。
この種のナットは、一般的にボルトまたはスクリューと一緒に使用され、
六角形の穴に対応した六角形の工具(レンチやスパナなど)を使用して取り付けや緩めを行います。
六角形の形状は、取り付け時に十分なトルクをかけやすく、
また丸い形状のナットよりも滑りにくい特長があります。これにより、
機械や建築などさまざまな分野で幅広く使用されています。