厚板プレス加工のコンパウンド金型構造
厚板プレス加工のコンパウンド金型構造
・コンパウンド金型で外径50mm、内径25mm、板厚5mmの製品を
クリアランス片側が板厚の10%で厚板プレス加工をすると
・外径 50mm - 1mm = 49mm(クリアランス 片側 0.5+0.5)
・内径 25mm - 1mm = 26mm(クリアランス 片側 0.5+0.5)
のサイズの金型を製作することになります。
・コンパウンド(総抜き)金型で厚板プレス加工をすると、プレス機械の上下運動に合わせて、ノックアウトも上下運動をすることで、ノックアウトとオン型パンチに材料が挟まれてプレス加工をされるので、送り抜き金型や外径・内径を別工程でプレス加工するよりも板厚のソリやヒネリの少ない平坦度の高い加工ができます。
送り抜き金型や外径・内径の2工程の穴あけ金型でプレス打ち抜き加工をすると、どちらも基本は単純な穴あけ金型構造になるので、板厚を平坦に保つための構造にできないので、ソリ・ヒネリがコンパウンド金型にくらべると大きくなります。
送り抜き金型や外径・内径2工程抜き型だとソリ・ヒネリが大きい。