厚板レーザー加工 バルブプレート(SCM435 板厚6mm)

厚板レーザー加工 バルブプレート|SCM435 板厚6mm

弊社は大阪府堺市にて、厚板のレーザー加工・厚板プレス打ち抜き加工を専門に行っています。

今回は、造船メーカー様向けに製作した「大型バルブプレート」の加工事例をご紹介します。

特殊鋼(SCM435)の板厚6mm材を使用し、月産500枚の量産対応を行っています。

材質特性上、歪みや硬化が発生しやすい難加工材ですが、当社では独自の加工条件設定と材料手配体制により、安定した品質と短納期対応を実現しています。


■ 高精度を維持する厚板レーザー加工技術

SCM435は高強度・高硬度を有する特殊鋼で、一般的なレーザー加工では歪みや焼き付きが生じやすい素材です。

弊社では、出力制御を細かく調整した高出力ファイバーレーザーを用い、切断面の酸化を抑えたクリーンな加工を実現。

さらに、レーザー加工後の歪みを最小限に抑える独自の治具設計と加工順序の最適化により、平面度の高い仕上がりを維持しています。

これにより、後工程の組立や溶接工程においても高い寸法精度が確保され、安定した量産が可能となっています。


■ 加工事例:造船用バルブプレート(SCM435・t6.0)

  • 材質:SCM435(特殊鋼)

  • 板厚:6mm

  • 用途:大型船舶向けバルブ部品

  • 数量:月産500枚

  • 加工方法:高出力ファイバーレーザー加工

  • 特徴:歪み・焼き付きの少ない高品質仕上げ

当社では、材料手配からレーザー加工・バリ取りまで一貫対応しており、特殊鋼材の短納期加工にも柔軟に対応しています。


■ 対応可能品目

  • 厚板バルブプレート

  • フランジ・プレート部品

  • 機械架台・ブラケット類

  • 建築・造船部品の厚板レーザー加工

  • 特殊鋼(SCM・S45C・ハイテン材など)の切断加工


■ まとめ

特殊鋼材であるSCM435のような難加工材でも、弊社では材料調達からレーザー加工まで自社で一貫対応。

長年のノウハウに基づく加工条件の最適化と、厚板に特化した設備体制により、高精度・短納期の両立を実現しています。

厚板レーザー加工や特殊鋼部品の量産対応でお困りの際は、ぜひ当社へご相談ください。