プレスギア S45C 板厚4.5mm (搬送機器メーカー向け)
プレスギア S45C板厚4.5mm|搬送機器メーカー向け事例

■ 厚板・中厚板プレス加工の専門メーカー
弊社は大阪府堺市にて、厚板プレス打ち抜き加工・ブランキング加工の専門メーカーとして、
最大500tプレス機を中心に、板厚12mmまでの中厚板・厚板プレス加工・厚板レーザー加工を行っています。
今回は、炭素鋼S45C・板厚4.5mmのプレスギアを製作した事例をご紹介します。
S45Cは高い強度と靭性を持つため、切削加工が主流ですが、
弊社ではプレス加工による量産化・コスト削減を実現しています。
■ 技術解説:炭素鋼S45Cのプレス加工ポイント
S45C材は硬度が高く、打ち抜き加工時にバリや歪みが発生しやすい難加工材です。
特に、板厚4.5mmといった中板域でのギア形状のプレス加工では、
パンチ・ダイ間のクリアランスや、金型の剛性・精度が品質を大きく左右します。
弊社では、汎用プレス機に最適化した金型設計・製作技術を活かし、
刃先形状やクリアランスを徹底的に検討。
その結果、歯形の変形を最小限に抑えたプレスギアの量産加工を実現しました。
■ 加工事例の概要
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加工品目:プレスギア(搬送機器・コンベア什器用)
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材質:炭素鋼 S45C
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板厚:4.5mm
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加工方法:プレス打ち抜き加工
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設備:汎用プレス機(自社金型使用)
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特徴:安定した歯形精度・量産対応・コスト削減
本製品は、精密ギアのような高精度までは要求されませんが、
安定した歯形精度と寸法再現性が求められる部品です。
金型製作時の微調整とプレス条件の最適化により、
歯形のバラツキを抑えた安定量産体制を構築しています。
■ 対応可能な厚板プレス打ち抜き加工・製品群
弊社では、S45C・SCM435などの高強度鋼材を含む、
板厚6mm~6mmの中厚板・厚板プレス打ち抜き加工に幅広く対応しております。
【対応可能品目】
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プレスギア・歯車部品
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厚板ブラケット・プレート類
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ワッシャー・座金・板ナット
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建築・土木資材用部品
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自動車・産業機械向け金属部品
金型の内製化とジグザグレベラーフィーダによる高効率加工により、
短納期・低コスト・安定品質での量産体制を確立しています。
■ まとめ:S45Cギアのプレス加工ならお任せください
今回の「プレスギア S45C板厚4.5mm」事例は、
中板域での炭素鋼S45Cプレス加工の技術力を活かしたものです。
弊社では、金型設計から試作・量産までを一貫対応し、
精度・コスト・納期の最適化を追求しています。
S45C・SCM材などの高強度材プレス加工やギア形状部品の量産でお困りの際は、
ぜひ弊社へご相談ください。
長年の実績とノウハウで、最適なプレス加工方法をご提案いたします。
S45C t4.5の薄板のプレスギアです。
板厚6mmを超えてくると、金型の刃こぼれなどが頻繁に発生し、
量産加工が困難になってしまいますが、仕上げの別工程を考慮し、
プレス工程での形状を検討することで量産が可能になります。
| 寸法 | 50×20×4.5 |
| 材質 | S45C |
| 加工方法 | シート材1列抜き |
| 数量 | 10,000ケ/1lot |
プレス加工でのギア製造とは
プレス加工で製造するギアは、金属やプラスチックなどのシート材料から、専用のプレス機械を使用してギアの形状を作り出すプロセスで製造されるギアのことを指します。プレス加工は、金属板を所定の形状に切削、曲げ、押し出し、穴あけなどの工程を経て、ギアの歯車や軸受け部分を含む精密な形状を得るために使用されます。
プレス加工によるギア製造の主な特徴は次のとおりです:
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大量生産に適しています:プレス機械は高速で効率的に作業できるため、大量生産に向いています。大量生産を必要とする自動車、産業機械、家電製品などで広く使用されています。
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精密加工が可能:プレス機械は高精度の型を使用し、ギアの歯車形状や寸法を非常に精密に作成できます。これにより、高品質なギアが製造されます。
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素材の節約:プレス加工はシート材料を効率的に利用できるため、材料の無駄が少なく、素材の節約に貢献します。
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高生産性:自動化されたプレスラインを使用することで、短時間で多くのギアを製造できます。
プレス加工によるギア製造は、様々な産業分野で広く利用されており、効率的なギア製造プロセスとして重要な役割を果たしています。